「それでは君に贈ったネックレスのヒントだ。ある邸宅から非常に価値のある宝石が消えた。私はその事件の謎を追っている。『トリプルエクセレント』と称されるダイヤモンドだ。その価値についてはどうでもいい。ただ、防犯カメラには不審な人間は一人もいなかった。そして警報も鳴らなかった。だが、宝石は消えた。どこに消えたのか? それを私は今、考えているのだよ。ワトソン君」 「だから、和田です! あ、結婚したからドイルか……」 「君の気になることはそれか」 馬鹿にしたような目で見られてつん、とそっぽを向く。 「どうせ、ダメワトソンですよ。事務しかできない」 「拗ねなくてもいい。事務の力は十分だ。君にもこの事件を追いかけてもらいたくてね」 「それで、ダイヤのネックレス買ったんですか?」 「いや、それは別の意味で……」 妙に歯切れが悪い。さっきの威勢はどこへ。 「いいですよ。推理に付き合いましょう。ワトソン君の唯一の取り柄ですからね。で、どこから話してくれるんですか?」 聞く態勢を取る。メモの準備は万端だ。 そしてやおら夫は口を開き、私は速記でメモを取ったのだった。 ある邸宅を見上げる。ここにあのダイヤがあるというのは。「トリプルエクセレント」とは、「D色、IFクラリティ、エクセレントカット」の組み合わせという。希少でよほどの所にしかないらしい。身内の犯行じゃないの? と私は疑っていた。事件は動き出した。
あとがき
心機一転。改めて恋愛小説として改稿した探偵さんとお嬢さんシリーズ。私に推理物は無理でした。
。。。_| ̄|○
GPTに聞けば大筋はできても肝心のところで規約違反ということでトリックが作れませんでした。もういい、と放置していたのですが、画像もできたことでこちらで再掲載ということに。画像も自動生成です。ので画像は借り物。著作権はいりません。文章はだめだけど。冷君登場~。海月もでるんかね。エリートさんです。これからはこちらで掲載していきます。よろしくおねがいします。